恋人を忘れられぬまま、犬と旅を続ける集金人のアニン(声:石田彰)は、美しき女幽霊スーシン(声:林原めぐみ)と出会う。
彼女は妹シウティ(声:田村ゆかり)と一緒に、妖怪界の頭目ロウロウの美貌を保つために必要な人間の魂を集める役目を負っていた。
スーシンは妖怪らと戦いながら優しいアニンに思いを寄せるようになる。
青年と妖女の愛を描いた87年の香港映画『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』を劇場用アニメ化。
元のストーリーとは全然違うので、『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー4』をアニメで作ったって感じかな。
ストーリーは香港映画らしい力技って感じですが、 次から次に場面が展開していき泣かせる場面も少しあります。
というか、「林原めぐみ」とか「石田彰」とか、めちゃめちゃ吹き替えの声優が豪華でびっくり。
アニメということで、実写では出来ないようなことをガンガンやっています。
あと、『千と千尋』の湯屋街は本作の幽霊街が元ネタかのように、実に似てました。
色合いも音楽も中国を意識していて、独特の雰囲気が美しいアニメーションです。
ちょっと懐かしいような匂いもします。
主人公がもう少し格好よければ言うことなしでしたが、ラストもすっきりしてて、とても面白かったです。