このレビューはネタバレを含みます
この時期のアナ・トレントでなくてはとれない表情、よく映画に残してくれたものだ!
ミツバチのささやきから何年、あのかわいさとミステリアスな雰囲気を最大限まで成長させて、女の色香が出る、出ないギリギリの年齢だったと思う。そりゃ地元の名手もイチコロよ。
今だったら色々アウトすぎるストーリー、しかも最後は決闘までするという無法的ストーリーで荒唐無稽すぎるけれど、いやこのアナのためならうーん、アリかも、も思わせる表情の連続だった。
おっちゃんもそこまで隷属しなくてもいいような気がするけど、アナの不思議な魅力に憑かれて神経衰弱ギリギリよ。最後の最後の理性で空砲にしたものの、もう完全に狂っていると、まあ世間的には捉えられるだろう、アナの魅力を知らないこの映画を見てない人たちはね。
この時期のアナを見ることができて幸せだったけれど、盛り上げ方、ストーリーの整合性、彼女への傾倒はもっと上手い表現があったような気がする。