Omizu

エル・ニドのOmizuのレビュー・感想・評価

エル・ニド(1980年製作の映画)
1.5
【第53回アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート】
スペインのハイメ・デ・アルミニャン監督作品。初老の男と少女の愛情を描いた作品で、少女を演じたのは『ミツバチのささやき』アナ・トレント。モントリオール映画祭で女優賞を受賞した。

どうしても倫理的にどうなのというモヤモヤが拭えなかった。初老の男と十三歳の少女の愛を正当化しているのが逆に気持ち悪い。

情緒ある風景や、繊細な心の動きなど出来はいいのだが…愛情というのも本当に性欲を含む愛情なんだよね。「女として君が好き」というセリフもあるくらい。それがなければもっと広く捉えることもできたんだが。

うーん、よくできてはいるが話が気持ち悪い。今だったら絶対にノミネートされないし、こんな話にしないと思う。僕はアウトだと思いました。
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