下院議員になった詐欺師が巻き起こす騒動を描いたポリティカルコメディ作品。
エディ・マーフィが主演、ヴィクトリア・ローウェルがヒロインを演じ、レイン・スミス、シェリル・リー・ラルフ、ジョー・ドン・ベイカーらが共演。
フロリダの詐欺師のトーマス・ジェファーソン・ジョンソン（エディ・マーフィ）は、政治家になると簡単に大金を手に入れることができることを知る。そんな折、ジョンソンとよく似た名前の下院議員が死亡する。ジョンソンは、自分があたかも死んだ下院議員であるかのように振る舞い選挙で当選する。ジョンソンはワシントンD.C.で先輩議員のディック・ドッジ（レイン・スミス）に取り入り、電力産業委員会の委員にしてもらい、献金などで大金を手にする。そんな中、ジョンソンの事務所に高圧電線が原因でがんになった少女が母親と一緒に訪れる…
明るく陽気なエディ・マーフィのマシンガントークが楽しめる。
詐欺師も政治家も口先が重要であるという共通点が興味深い。
立場を巧みに利用して寄付金など大金を手に入れていくが、高圧電線が原因で沢山の子供たちががんになっていることを知り、良心が目覚める。
本作品が公開されたころは、社会的に高圧電線とがんの発症との関係が問題視されていたころで、時代を感じさせる。
はたして彼がとった行動は？
ハートフルコメディで締めくくるのが心地よい。
「あ～ 目指すは大統領」
2024.1 テレ東で鑑賞（サタシネ・吹替：石原千麻 訳）
