始まるまで何の映画かわからない《覆面上映会》で観賞。
オープニングで“Pedro Almodovar”の名前が見えた時、心の中でガッツポーズ。
おそらく日本にアルモドバルが紹介された初の作品。(でも未見でした)
原題ほぼ直訳の日本語タイトルがバッチリハマった好例です。
多くの賞を獲得した『オール・アバウト・マイ・マザー』は好きだし、アルモドバルを観るきっかけになった作品だけど、今思うと彼にしては薄味で感動ポイントも多くて親切、私たちも受け入れやすかった。
それと比べて本作の無邪気とも言える作風のパワフルさと言ったらない。
ドギツイ色味、登場人物のビジュアルのインパクト、感情剥き出しで全くスマートじゃないドタバタ劇。
これぞアルモドバル。やったれやったれ!の気分。
アントニオ・バンデラスは若い頃はこんなボヨヨンとした坊やだったんですよね。
今とのギャップがすごすぎる!