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神経衰弱ぎりぎりの女たちのCinemanのレビュー・感想・評価

神経衰弱ぎりぎりの女たち(1987年製作の映画)
2.4
セクシリアに続き、芋っぽ可愛い系男子のバンデラス。目力は強過ぎるので、もっさり眼鏡で封印です。
地毛っぽいこのくるくる巻き毛、セクシリアの時のナチュラルなセットの方が可愛かったかなあ。
このあとアタメで坊主狩りになって、しっくりくるように。
ハリウッド時代ではストレートロングヘアーで洗練されていったという感じ?
最近は老境で再びナチュラルカーリーヘアが増えてきたけど、この頃のバンデラスを知ってると感慨深い。

映画としては、冒頭が結構凝るようになってきてて、アフモドバルの成熟を感じる。
男と女のすれ違いというと陳腐だけど、それを映画の吹き替えを片方ずつ録音して時間差で再生するというシーンとして作り上げてるのが憎らしい巧さ。
映画の鍵となる謎の伊達男イヴァンの神秘性を増させて、観客を惹きつける。

あとアフモドバルは、エンディングで空港に行きがちだよね??セクシリアとかも。

この時代に女性が主人公で、最後まで男性を蚊帳の外にして終えてるのが好感。
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