舞台はニューヨーク。
1980年代公開のこの作品で描かれるニューヨークは今ほど煌びやかで、おしゃれな街じゃない。
むしろ、私たちの知ってるタイムズスクエアとは明らかに別物。
そんな街でロックでパンキーな不良少女ニッキーは、少年のように毎晩通報される。
とうとう、精神病を疑われ入院させられることになるが、そこで出会った少女との出会いがすべてを変えた。
政治家の父を持ち、裕福だが、心をやんでしまった少女パメラは心を閉ざしてしまった。
そこで出会うのが、あのニッキーだ。脇に抱えたラジカセから流れるthe ramonsのI Wanna Be Sedated(合ってたかな、、)の曲にのせて、パメラを地獄から救い出す救世主。このシーン、すごく大好きです。ふたりは手を取り、走り出す。
一気にニューヨークの街は明るくなる。
ふたりは正反対で、お互いがお互いのないものを補い合い、お互いを大切にした。共に過ごしていく時間はどれも瞬間で過ぎていってしまって、あっという間に時が流れる。
次第にお互いが自分自身の道を見つけ出していく。
不良少女はいつしか人気者になり、心をやんでいたお嬢様は勇敢に逞しくなっていく。
そんなふたりを包み込む楽曲はどれも暖かな色で、今は亡きlou Reedのwalk on the wild sideがまたいい差し色になる。
何事も永くは続かない。確かだと思っていたことも。
少女達の儚い青春の一瞬があの頃のタイムズスクエアに色濃く残ってる。
5回ほど見た好きな映画です
(タイムズスクエア行ったことありません)