えし

タイムズ・スクエアのえしのレビュー・感想・評価

タイムズ・スクエア(1980年製作の映画)
3.5
ニューヨークの病巣。

NY市長の娘は内向的な性格だからか疎まれてか、それとも父親の意のままにならないからか、父親から神経科へ入院させられる。
もう1人の主人公は斜視で札付きの不良少女で、ヘタクソなギターを路上でかき鳴らしているところを咎められ車をぶっ壊し逮捕。神経科へ入院させられる。
神経科の部屋で同室になった2人は、救急車を盗んで逃亡。
2人で生きていくことにするが…

神経科って字幕は出てたけど精神科かな。
日射病とか熱射病と熱中症みたいに昔と基準みたいなものが変わったのかしら。
そんなことはどうでもいい。

10代の不安定な少女たちが「誰かに」救ってくれと心の奥底で叫んでいるお話。
モヤモヤして誰も彼も憎くて破滅的な彼女たちがタイムズスクエアを舞台に大暴れ。
80年代初頭の雰囲気ってこんな感じだったのかなぁ。
作品内の警察が無能すぎて、どうなっとるんやというのは野暮ってもんだな。
音楽がかっこよくてシングストリートが好きな人には刺さるはず。
ザシネマ2018/6/24。
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