だすぷーちん

シルバー假面のだすぷーちんのレビュー・感想・評価

シルバー假面(2006年製作の映画)
2.4
大日本帝国陸軍の本郷大尉。美女連続殺人事件の捜査の為に、江戸川乱歩を連れて浅草のアングラ劇場に潜入し、ニーベルンゲンの指輪をめぐる騒動に巻き込まれて酷い目に遭う!

     ※ ※

昔、シルバー仮面というテレビドラマがありました。同時刻帯にフジでやってたミラーマンと芸風がモロにぶちかぶり、視聴率戦争に敗北して迷走の果てに放送終了した残念な作品です。
監督を務めた実相寺昭雄さんも、とんでもない愚作だったと、語っています。

この映画は、シルバー仮面のお面の設定だけをいただいたもので、テレビシリーズとは明らかな別作品です。

テレビシリーズ第一話の、ド派手に炎上して、着ぐるみの中の人が熱さのあまりにのたうちまわるチグリス星人は出ません!(だすちー的には、このシーンはテレビドラマの歴史に残る、驚愕の名場面だと思いますが)

お話は、ニーベルンゲンの指輪を狙って、ドイツから(宇宙かな?) カリガリ博士が浅草ダンテ劇場の女優ザビーネちゃんを襲います。ザビーネちゃんの正体は、ニーベルンゲンの指輪の片割れのオーナーにして、森鴎外の娘、シルバー假面!

変身して、手下の蜘蛛男と闘うのです。

かつて、実相寺監督は、テレビシリーズを愚作と語っていましたが、この映画も負けない位残念な愚作の香りがぷんぷん漂ってきます。

何が残念かと言うと、ヒロイン、ザビーネちゃんの演技があまりにもひどすぎるからです。

学芸会レベルにも達していない酷さ。

こんな演技は、ダイソーで100円でも売れない!

河瀨直美が監督してたら、マジ発狂して、顔に蹴り、腹パンチどころか八つ裂きにしてるレベル!

スチームパンク風の大正浪漫を思わせるこの映画の、カリガリ博士に扮装した石橋蓮司さんと弁士を務める寺田農さんの演技を台無しにする、ザビーネちゃんの迷演技をみて、だすちーは思わず、おぱんつの中に射精してしまうのでした……。

しかも2回。
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