diesixx

わが母の記のdiesixxのネタバレレビュー・内容・結末

わが母の記(2011年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

井上靖が実母との関係を主軸に家族の肖像を描いた同名小説の映像化。井上邸でも撮影された。
役所広司演じる小説家と認知症が進む母(樹木希林)との確執と氷解に、娘(宮崎あおいら)との関係も絡む家族もの。雨の軒先の場面で『浮草』が引用されているように小津映画が色濃く意識されている。
井上が幼少期に祖父の妾(「しろばんば」のモデル)に育てられたという基礎情報は知っていた方がいい。
diesixx

diesixx