Mypointofview

わが母の記のMypointofviewのレビュー・感想・評価

わが母の記(2011年製作の映画)
4.0
痴呆が進んでいく母親と息子の物語。
樹木希林の進行する痴呆と、それが進むにつれ、息子への愛が彼女らしく表に露呈してくる様が、非常に美しい。女の最後は、こうも美しくなるものなのだと、胸がいっぱいになり、涙があふれた。
これまで私の周りにいたおばあちゃんたちを、集めたような演技だった。
こんなふうに女性の最後の姿を表現できるようになりたい。