このレビューはネタバレを含みます
井上靖の自伝が原作だそうです。
役所広司が娘たちに過干渉だったり家族の行事を大事にしたりするのは自分が母親に捨てられたとの思いからの反動だろうけど少し疎まれ気味なのはお気の毒。
後半母親との会話で…
主軸は作家で長男の洪作とその母八重。洪作は長い年月をかけて母から捨てられた子供だという念が人生に纏わりついて離れない今でいうアダルトチルドレン。そんな息子の気持ちを知ってか知らずか飄々とした母。そん…
>>続きを読む実は生前の井上靖に偶然出会ったことがある。作家が次作『氷壁』の取材で、中央アルプスの宝剣岳を訪れていた時のことである。現役の作家先生にお目にかかれたことを、同行していた山好きな母親がとても喜んでいて…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
痴呆で段々とボケてく樹木希林さんに息子が役所さんて、こんなの絶対泣くでしょと思ってたら、寸分違わず処方せんどおりに泣けました。
特に、ボケてく樹木さんと話す中、一気に涙が込み上げる役所さんのシーン…
あおいちゃんがトニカクカワイイ
雰囲気がすき
劇伴のオケもよい〜🎻
「雨がやんだ。校庭には沢山の水たまりが出来ている。太平洋 地中海 日本海 喜望峰 遊動円木の陰。だけどぼくの一番好きなのは、…
電化製品がほぼ出てこないので、見ていて落ち着きます。
特にスマホがないのがいい。
役所広司・樹木希林・宮﨑あおいの三人のバランスがいい。
すれ違う思いが一つになっていく様は見事。
三國連太郎は今…
そばがき
「親子ってのはそんな単純なもんじゃない」
「どっからがボケてどっからが
お芝居か分かんないんだよ」
「瀬川にきちんとしたもの書かせるんだよ」
「あなたは捨てられたと思って構わないんです」
…