パン

艦長ホレーショのパンのレビュー・感想・評価

艦長ホレーショ(1951年製作の映画)
4.3
非常に楽しめた。
やっぱグレゴリー・ペックは男前すぎる。
艦長としてのカリスマ性も良い。
「罰は悪人をさらに追い込み、善人の心をくじく」
器がでかい台詞だな。

序盤の暗闇で敵船に乗り込むステルスシーンとかまんまアサシンクリード4みたいだった。
艦長同士の一騎打ち、チャンバラシーンも良い。

戦闘前に敵船の傾きや帆の張り方で敵船員の練度が測れるの面白いね。
素人の集まりだったら戦う前からすぐにバレちゃうわけか。

この時代の砲撃戦怖すぎるって改めて思った。 
頭上から色々降ってくる地獄絵図。 
現代でも通用するド迫力の特撮を組み合わせたスリル満点の映像だ。

フランス国旗を掲げて味方のふりするのって今なら国際法違反だけど当時はあれ良かったのかな。
あと連鎖弾ってめちゃくちゃ強いな。
マストを折られたら敵船は身動き出来なくなるし。 

しかし思ってた以上に砦の火力高すぎる。
やっぱ海に浮かんでる以上は船という構造物は限界があるな…
終盤で船捨てて皆で泳いでるシーンとかなんか可愛かった。

艦長15年の結婚生活で一緒にいれたのは15ヶ月だけってそれ本当に家族って言えるのか…家族は寂しすぎるよな。 
この時代の船乗りと結婚するのは覚悟がいるし大変だなー  
パン

パン