とぽとぽ

ジャン=ポール・ベルモンドの 恐怖に襲われた街のとぽとぽのレビュー・感想・評価

3.5
今の時代だったら間違いなく問題になりまくるパワープレイ捜査線

パワーで押し切る清々しいほどに潔い作風で楽しませるジャン・ポール・ベルモンドの身体能力の高さ!"空っぽ頭と筋肉"で、昼夜問わず女性に電話をかけまくって精神的に追い込み殺す連続殺人犯ミノスを追い詰めていく。チェイスシーンでも音楽など基本流れることはなく淡々とと言うか、リアル路線とでも言うか、今ならトム・クルーズがしそうな大文字なアクション。窓ガラスも義眼も割(れ)るもの。
ヌードの広告、性の乱れきった社会を象徴するように分かりやすい犯人だけど、はじめは私怨で銀行強盗犯を追う主人公。それにサングラス(色付きメガネ?)かけているとき本来分かりやすく義眼であるはずの左目も普通の目のままだった。そりゃ警察も気付けないよ?犯人役はジェームズ・スペイダーで。こちらには街全体を爆発できるだけの爆弾がある。何が望みだ?後で答える、よく考えてからな。
最後の最後まで、肝心なところは頭脳というよりフィジカルで解決。

字幕、雑すぎるって!
異常→移譲など誤字脱字字幕
「個人的に恨みのあ(る)銀行強盗」
「美顔だとわったこと」→きっと正解は「義眼だと分かったこと」
あとフランス語分からないけど警察側なのに字幕「狙撃犯」はどう考えてもおかしいだろ、狙撃手とかの間違いじゃないのか?
「警察の指示出ますマスコミは」?
「道徳心によ(る)呪縛は」
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