エジャ丼

シャッター アイランドのエジャ丼のレビュー・感想・評価

シャッター アイランド(2009年製作の映画)
4.7
「Someone is missing」

1954年、連邦保安官のテディ・ダニエルズは、チャック・オールと共にとある失踪事件を担当することに。事件が起きたのはボストンハーバーの重度の精神異常犯罪者を収容する孤島『シャッターアイランド』、厳重な警備が敷かれ、出入口はフェリー乗り場一つの断崖絶壁のこの島で、レイチェル・ソランドという女性が脱走した、との事。調査を進めていくと、テディはある違和感に気づくのだが…。

最近は新しい作品を観る度にベストムービーに悩まされるから大変。まあ評判の良いものだけを選んでるから当たり前っちゃ当たり前なんだけど。
そして今作は、個人的に1位に躍り出ても何ら不思議ではない、非常に出来のいい密度120%の作品。「難解」だとか「オチがわかった」だとか賛否両論ありますが、鑑賞して、解説読んで、こんなに満足感を感じたのはひっっさしぶりでした。

調査を進めていくうちに、観ているこちらも気づき始める違和感、だがそれが何かもわからないままストーリーは進む。不安を掻き立てられるような音楽の使い方がまた不気味さをアップさせる。緻密すぎる脚本と演技、仕草1つすら見逃せない。傑作!