【チャンス】
[気まぐれ映画レビューNo.118]
[こんなクリスマス映画を観た2021🎄⑨]
後に「亡国のイージス」や「空母いぶき」の脚本を手掛ける、"長谷川康夫"監督が手掛けたクリスマス・ラブストーリーである。主演は"唐沢寿明"さんと"江角マキコ"さんと言う売れっ子同士の共演。"天使役"にはあの"玉置浩二"さんが演じている。
話的には「ゴースト ニューヨークの幻」に「クリスマス・キャロル」を掛け合わせたような物語である。唐沢さんが"スクルージ"的な存在でしかも"幽体離脱"してしまったと言う設定。"人間に戻る為"に江角さん演じるバツイチの"マチ子"と言う女性を幸せにする必要があるという、まさにスクルージが改心する為に必要な"刺激薬的"な要素が入ったストーリーが入っている。だからこそ、本作は和製「クリスマス・キャロル」のような存在なのかもしれない。
本作でオシャレだなと思った所は、物語のある場面で"B’z"の「いつかのメリークリスマス」が流れる所だ。ほんとこの箇所での音楽の使い方がとてもオシャレだなと感じたのだ。平成前半のラブストーリーの映画の音楽の使い方の見本なのではと感じるほど素晴らしかった。
あと玉置さんの"笑顔"が半端なく可愛い。まさに天使役にぴったりなニッコリ笑顔であった。凄い優しい笑顔だ。
邦画にも素敵なクリスマス映画があるものだ。海外のクリスマス映画も良いが、こうゆうジャパンテイストの素敵な日本のクリスマス映画もあるという事をいつまでも忘れないでおきたいものだ。
本作に関してはVHSの発売しか無い作品ですが、見つけたらみなさんもみてみてくださいね。