すえ

暗黒街の弾痕のすえのレビュー・感想・評価

暗黒街の弾痕(1937年製作の映画)
4.8
記録

いやー、ちょっとちょっと、良すぎるでしょう。
フリッツ・ラング、やっぱり好きだわ、どのショットもバチッとキマってる。光と影の使い方が痺れる痺れる、たまんねぇ。
なぜこうも美しいショットを生み出せるのかねぇ、序盤の池のシーン、やばすぎるでしょ。主人公とヒロインのように寄り添う蛙が池に飛び込み、波紋が広がり水面に写る2人の像を壊す、まるでこれから起こる悲劇を暗示しているかのよう。
刑務所の檻のショットも素晴らしい。
90分の中にてんこ盛りの映画、展開が早く飽きがこない、1937年の作品だとは思えないスピード感。
傑作ノワール!

2023,174本目 6/14 DVD
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