初フリッツ・ラング。
86分という短い時間の中でジャンルが三転し、考えさせられハラハラドキドキ呼吸を忘れラストでは涙を流すという驚くほど胸が高鳴る面白さ!
序盤から粋な演出に彩られ、ベタな視点と…
邦題の〝暗黒街の弾痕〟
うん、わかる。わかるんだけどノワールを意識しすぎた結果の題名になってしまってる。もっと素直に〝一度きりの人生〟とかにしといた方がしっくりきますね。というのもラストの台詞が全て…
フリッツ・ラング監督による、犯罪映画であり、男女のメロドラマであり、逃避行ものの古典となった作品。
とはいえ『暗黒街の弾痕』という邦題には、正直首を傾げざるを得ない。
前科持ちであった主人公が、…
YOLO! ジェームズ・ボンドはYOLT! 刑務所帰りの男と獄中恋愛で結婚した女が新たな人生を歩もうとするが、やっぱりこの人生は一度だけ!霧の中で神父が立ちつくすシーンに鳥肌。死生感が独特。アメリカ…
>>続きを読む濃淡の濃い霧の表現やクロースアップはラング印といった感じで、冒頭のカエルのクロースアップで物語全体を暗示する技工も光っています。密告者はカエルっぽいギョロ目です。シルヴィア・シドニーとヘンリー・フォ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
5月20日@otsurourevue
乙郎さん@otsurourevue
『暗黒街の弾痕』(1937/フリッツ・ラング)鑑賞。これがノワールというやつか!格子の影や煙、雨の使い方が素晴らしい!シル…
ここには映画のすべてがある。サスペンスロマンス、ポルノまでもだ。"E.T"も『ハイ・シエラ』も、もちろん『拳銃魔』と『俺たちに明日はない』も。
生死を分ける瞬間は常に音のみ、よって観るものは必ず「…
車窓から覗く目。霧に雨にの中でガスマスクまでつけてこのインパクト。鉄格子の影は綺麗に模様を作り。ラブロマンスや逃避行と狂気や暴力との親和性。例え二択でも展開気になってしまう。そして明日はないからやは…
>>続きを読む「俺たちに明日はない」と比べてもうどうにでもなーれ感はなくて、なんか真面目に逃げてる感じが面白い。
力技といえば力技な展開も理不尽さの強調にはちょうど良いし、絵がかっこいいから見てる間はそんなに気に…