くまのこころ

バンディッツのくまのこころのネタバレレビュー・内容・結末

バンディッツ(2001年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

前半は飽きないように有名な楽曲で支えつつ、後中盤からは破滅の道に見せかける地道な積み重ねでストーリーラインがわかりやすい。

開始10分で脱獄、窃盗、銀行強盗、不法侵入。主人公の破天荒さがわかりやすく理解できる。
開始20分でオレゴンからカルフォルニアまでのお泊り強盗の計画。
開始30分で最初の銀行での強盗を成功させる。
二人のゴール、メキシコでマティーニを出すナイトクラブをやる話が成立ちそうという錯覚を見ているものは思い始める。
開始40分で、紅一点いかれた奥様がチームに割り込み破綻が見えてくる。
開始50分で、女を24時間に返すというルールをリーダーが破りチームに溝ができる。
正体もバレて、世間の注目も浴びた。見てるものは、崩壊はいつかと思い始める。
開始60分で、幼稚な事故を起こす。ハインリッヒの法則に見える。
開始70分で、三角関係が勃発。女の2股宣言。
開始80分で、ケイトの旦那がエリートでクソだとわかる。からの、家族になろうよ。
打上花火をあげて楽しむ犯人一味。二人の部屋をノックしながらどちらの部屋にも入らないケイト。二人に愛されてることで満たされようとしてるやばすぎ。
開始90分で、久々にお泊り強盗に入ったさきでついにうちにもやって来たと支店長の女性に歓迎される。
サポート役のハーヴィーの凡ミスと、支店長の強盗は歓迎だが金はやらんの一点張りで作戦は失敗。
ハーヴィーはチームを抜けるがちゃっかり、狙っていたさすらいの女の子をゲット。
開始100分で、ケイトを巡った出し抜き合いがお互いバレる。取っ組み合いの喧嘩。パラダイスの話はもう姿が見えない。
ケイトから、二人は一つで完璧なのでこれでおしまいの発言に二人は狼狽える。
開始110分、ボケベルで全員招集。ケイトは拒否して警察署へ。二人はロス?のアラモ銀行に立てこもりに、言い合いから撃ち合う。
開始120分、スタントマンハーヴィーのやらさでハッピーエンド

保安官が数名しかいないような警備の手薄な西部の田舎銀行でコツコツ稼いだ金を、最後の博打に注ぎ込んだのかなーとからハーヴィーが美人な彼女を助手にまで仕立てることができたのは彼女はハリウッドを目指してたかじゃないか?とか。

裏ストーリーを考えたりして楽しむのもまた楽しい。
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