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東への道のharunomaのレビュー・感想・評価

東への道(1920年製作の映画)
5.0
「アンナが流氷の上で気絶しているシーンで私はちょっとしたアイディアを思いついたのでグリフィスに話してみると、素敵だから早速やってみようということになった。流氷の上に横たわって流されてゆくときに自分の手と髪の毛を水に垂らしてみようと思ったのである。D.W.もその効果には満足してくれた。本番の撮影でそれをやってみると私の髪の毛はたちまち凍りつき、水に浸かった手はまるで焼けどしたようにひりひり痛んだ。一連のシーンの撮影が終了するまでの3週間のあいだ私は少なくとも二十回以上も氷の板の上に乗った。」
「リリアン・ギッシュ自伝」より
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