このレビューはネタバレを含みます
グリフィス監督、リリアン・ギッシュ、リチャード・バーゼルメスのコンビによる『散りゆく花』に続く恋愛劇。しかし、クライマックスにはサスペンスが待っています。
悪い金持ち男に騙され、身籠った女が捨てら…
永遠の処女が赤子を孕んで母となる展開の残酷さは計り知れない。
絶望的な悲劇譚から氷床ごと流されていくリリアン・ギッシュとそれを救出するリチャード・バーセルメスの活劇へ繋がっていく、画面の着色が外の寒…
揺れる木々、水面、雪、動物たち、何もかもが画面を活き活きとさせる。
どんどんエモーションとサスペンスを高めるラスト。
何よりパーセルメスが初めてリリアン・ギッシュに告白する川べりの美しさったらもう!…
講義の課題
初めて無音映画観た。観るまでは退屈かなって勝手に思っていたけれど、そんなことなかった。100年以上前にこんな映画があることがすごい。表情の作り方や、身振りなどが大きいのは音がないからこそ…
活弁付上映にて初鑑賞。活弁士は澤登一門の片岡一郎さん。感情表現豊かな活弁によって、見事に物語の中に彷徨い込む。
天性の映画監督D.W.グリフィス監督によるメロドラマの傑作。
リリアン・ギッシュ演じる…
2/23@新文芸坐(弁士︰片岡一郎さん)
母親の使いで生活費の都合を親戚に頼みに行く娘。
リリアンギッシュの作品を観たのは初めて。表情をコロコロ変える可憐な役者さん。
流氷を渡り歩くシーンが恐…
心理的クローズアップを一切外さない。ギッシュの嘆き顔はもちろん、バーセルメスの怒る瞬間もローウェル・シャーマンの焦り逸れる目線も全部決めてみせる。
流氷のクライマックスは状況自体も凄いのだが、バーセ…