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マッケンジー脱出作戦のmhのレビュー・感想・評価

マッケンジー脱出作戦(1970年製作の映画)
5.0
捕虜収容所から脱走する話なんだけどかなりひねってある。
脱走するのはドイツ軍側で、連合国(イギリス軍)側はスコットランドにある捕虜収容所を運営してるほう。
ドイツ軍側は極悪でおなじみのナチス親衛隊のみなさんではなく、ドイツ国防軍のみなさん。リーダーシップもカリスマ性もあるUボートの艦長が捕虜たちをとりまとめる。
不穏な動きを見せる捕虜たちの元へイギリス陸軍情報局から元ジャーナリストの士官が派遣されてやってくる。
見どころは彼らふたりの頭脳戦と心理戦。
元ジャーナリストはアイルランド出身なのに、イギリス軍で働いているという複雑な設定。
先手を打つせいかUボート艦長のほうがどうかというと上手な印象なんだけど、彼はヒトラーユーゲント出身の差別主義者。逆にいえば、それくらいしか欠点がないかっこいい人物にしてあった。
トンネル掘りは「大脱走(1963)」から引用してる。
点呼をごまかすやりかたは「勝利への脱出(1980)」で見たのと全く一緒だった。あれはパクリだったのか! という気づきも収穫。
賛否分かれるであろうラストにしびれる。
かっこいい!
見た後、すぐにポチった。
ぜんぜん見られてないけど、めちゃ面白い!
mh

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