小山田小吉

アメリカン・ヒストリーXの小山田小吉のレビュー・感想・評価

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)
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黒人(有色人種)差別問題と言うと、最近は黒人側から描かれた作品が多いから、このように白人側から描かれた作品は新鮮だった。そしてやはり人と人の間の争いの問題はどちらの視点も理解しないと本質は見えてこないんだなぁと思った。

白人の黒人に対する恐怖や脅威も少しこの映画を通して感じることができた。
トランプはこういう人達に支持されて当選したのかな。

…と言うような、意識高い前置きは抜きにしてもエドワードノートンの低いトーンで早口で捲し立てる喋り方は謎の説得力と魅力があるし、弟エドワード(ジョンコナー…!)のガラスのように繊細な美しさは不安定な10代の危うさを感じ取れて見応えがあった。
最後に大事なのは腹割って本音で何も背負わず、個と個で対話する事だなと改めて。
小山田小吉

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