MONDAYののむらのネタバレレビュー・内容・結末

コメディ要素を含む映画って、どれだけ行きすぎないかがとても重要だと思っていて、でも鑑賞者の「やりすぎ」のラインがそれぞれ違うから、とても難しいんだろうなと思う。
Mondayはその線引きが私にとって絶妙で、そのぎりぎりに近づいたり離れたりする緊張感がおもしろかった。
最後の皆が銃を1人ずつ捨てていくシーンで、一気に「やりすぎ」の感が出るけど、それも後から主人公の「俺が出てって演説したらこうなるぜ」という妄想だと判明して、むしろ凄くリアルだと思った。

あくまでフィクションというか、一枚絵として、という話だけど、浮浪者の隣にスーツ姿で銃持って座っている夜の堤真一がめちゃくちゃ好みだった。
どれだけ酔ってでろんでろんになっても、色気が所々で漏れでていて、凄い俳優さんなんだなーと素人ながらに感じた。