ShojiIkura

十五才 学校IVのShojiIkuraのレビュー・感想・評価

十五才 学校IV(2000年製作の映画)
3.8
 「学校」シリーズの4作目とのことだが、今回は「学校」はサブタイトルで、それを象徴するかのように教室での授業は一切出てこない。主人公の学校でのシーンは最後のみ。不登校だった主人公が家出の末、皆と同じところに行くことが皆と同じになることではないと気付き、家へ帰り登校する物語だ。出会いとエピソードが、無意味と思っていたことの意味、家族のありがたさ、自分らしく生きる生き方などを学ぶきっかけとして違和感なく起きる。これぞロードムービーの醍醐味!最後に復帰したクラスが、ヤバめでこれじゃ不登校になるよ、と思うと共に、ここで過ごせる強さをもって本当に良かったね、と思った。
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