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十五才 学校IVのn0701のネタバレレビュー・内容・結末

十五才 学校IV(2000年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

人の痛みを感じることが大人だと言っている。そのためには自分の痛みが理解できないといけない。

人は傷つき、回り道をし、色んな苦しみを抱えている。自分だけじゃなく、すべての人が持っている。

それが特別じゃないって気がつくまで。それまでがモラトリアムだ。彼の旅は色んな人の手助けで成り立った。

会者常離。
出会った人とは必ず別れる天命にある。
だから大事にする必要がある。もう、今日を過ぎ去ったら会えないかもしれないからだ。
一期一会とは違う。

縄文杉は死と生を教えてくれたに違いない。それは彼が知りたかった自分の生きている意味に他ならない。
屋久島での出会いは人の痛みを教えてくれたに違いない。
引きこもりな男との出会いは自分の生き方の根底を教えてくれたに違いない。

遠回りが結果的には近道だった。
よくあることだ。
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