山田洋次監督、邦画史上No.1ロードムービーでしょう。
公開当時、不登校や引きこもりは社会問題となっていました。
学校へ行こうが流行った。浜崎あゆみ、モーニング娘、池袋ウエストゲートパークとか流行ったな…懐かしい。
主人公の川島大介くんが学校はつまらなくて勉強も将来なんの役に立つのかわからないと話す。
誰しもそう思うことはあって、その疑問と向き合った末に不登校という選択を取る人が一部いる。大介くんもその一人。
この作品は、不登校というマイノリティな存在を描きながら、テーマとしては全ての大人・子どもが通る問題を扱っていることに気付かされる。
屋久島までのヒッチハイクの旅は、色んな人との出逢いがあり、そこでの交流を通して大介くんが成長していくベタなストーリーだ。
出逢ったみんな、立派な大人とは言えず、それぞれに問題を抱えながら生きていた。そんな姿を見ながら、生きる意味を見出していく。
山田洋次監督らしい人情物語。
何度でも観たくなる作品です。