すとんこ

ベイビー・トークのすとんこのレビュー・感想・評価

ベイビー・トーク(1989年製作の映画)
2.5
DVD所有(レンタル落ち中古110円)

未婚の母となったキャリアウーマンのモリーが、ひょんなことで知り合ったタクシーの運ちゃん・ジェームズにベビーシッターを依頼することになるって話☆

オープニングから精子がワーイっと元気よくニョロニョロ泳ぎながら卵子に突撃するシーンから始まり、胎児・乳児・幼児のマイキーの相手には聞こえない毒舌トークが楽しい本作。しかし、本当に子供がそう思っているのかは疑問で、ちょうどアニマルバラエティ番組の動物の心情をアテレコしている感覚に近い。

妻帯者との不倫関係の果てに子供を身籠ってしまったモリー、しかし女手ひとつで子供を育てていくのは困難と判断し、経済力のありそうな新たなパートナー探しを開始します。強(したた)かな女です。
子供のマイキーのベビーシッターをすることになったジェームズといい感じになっても、この人と結ばれても貧乏暮らしが待ってるわと判断して躊躇してしまうモリー。嫌な女です。男のわたくしとしてはなんだかなぁな気持ちになります。

ラスト、目を離したスキに街へ飛び出してしまったマイキーを捜索するために道路を爆走するジェームズとモリー、交通量の多い道路の真ん中に佇むマイキーを発見し無事保護をした際、それが呼び水となって大事故が発生しているにも関わらずめでたしめでたしで幕を閉じる結末って、オイっ!なんて独善的な奴らなんだよっ!!全く共感出来ませんね。

子育てシーンは自分の体験と重なって胸がキュッてなることもありましたが、作品としては納得し難い一本(^_^;)☆



○キャスト○
ジェームズ:ジョン・トラボルタ
モリー:カースティ・アレイ
ロージー:オリンピア・デュカキス
アルバート:ジョージ・シーガル
グランパ:エイブ・ピゴーダ
ローナ:ツィンク・キャプラン
マイキーの声:ブルース・ウィリス
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