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家の鍵のodyssのレビュー・感想・評価

家の鍵(2004年製作の映画)
2.7
【善意の映画ゆえの退屈さ】

イタリア映画。ジャンニ・アメリオ監督作品。 

かつて産褥で妻を失い生まれてきた赤ん坊にも障害があって、ショックのため我が子を手放し親戚に預けてしまった男。十年以上の時が流れ、別に家庭を作った彼だったが、ある機会に障害児である我が子と再会し、彼を引き取る決心をする・・・。 

体にも知能にも障害がある子供との辛抱強い付き合いの中で愛情をはぐくんでいく主人公の姿はそれなりのものだが、材料が材料だけに基本的に善意によって芯が形成されている映画で、正直言って私は途中で眠気をもよおしてしまった。 

主人公が現在別に持っている家族が姿を見せないのも、作品の重層性を損なっているように思う。
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