レズビアンの監督が、当時の恋人をヒロインにして撮ったレズビアン映画。恋人になるまでの二人を、世間の冷たい風当たりを描きながらも、明るく撮ってるが、台詞を詰め込みすぎたり、前衛的なカットもあって、同じく同性愛を題材にした作品を撮ってた監督のデレク・ジャーマンみたいに洗練されてない。スタッフやキャストがレズビアンが多いから、自然なレズビアンは撮れてると思うけど。男っぽいレズビアンそこそこいたし。バイセクシャルに対するレズビアンの差別があり、マイノリティ内でも複雑で皆が理解しあえるわけではないというのが悲しい。