camuson

パプリカのcamusonのレビュー・感想・評価

パプリカ(2006年製作の映画)
2.0
原作小説は未読です。

さて、この作品に関してですが、結構、手間を掛けてる割には、
ワクワク感がないというか、面白くないんですよね。

夢の中の表現は手間を掛けて頑張ったのはわかるのですが、
目新しさをほとんど感じないというか、
オモチャやガラクタの行列が、「イノセンス」の祭りのシーンと重なって
既視感バリバリでした。
夢の映像化を、表現者として一度はやっておきたかったのですかね。

キャラクターも今ひとつ馴染めませんでしたね。
パプリカというキャラが、おっさんが考えたところの若い女性像の臭いがして、
自然な魅力を感じないんですよね。(パケ写は結構イイ!のですが)

CVを林原めぐみにしたのも、どうだったのでしょうか。
これまで、癖のあるキャラを演じてきているので、
それらのイメージがちらついて、
キャラに完全に馴染んでないように感じました。

医者のおばさんの方は、それなりに魅力があったと思いますよ。

これまでのアニメと違う、アニメ、アニメしていない作風を狙っていると思うのですが、
結果として、新しさが感じられないのは残念ですね。
camuson

camuson