アニメ「PLUTO」を見て、日本のアニメのレベルに高さに触れたくて、「パーフェクト・ブルー」の今敏監督の今作を。
ちょっとハマらなかったなあ…
アニメーションの技術はものすごくて、最後のパレードのシーンなどは本当に美しい作画。
また他人と夢を共有するという発想はクリストファー・ノーラン監督の大傑作「インセプション」でも扱われており、どこか彷彿とさせる場面も多かった。（公開時期から考えると「インセプション」が真似した…？）
世界で絶賛という評価は頷けるが、少しわちゃわちゃし過ぎてしまっている感があり、見ている側が迷子になる。
それが最後にスッキリ整理させるわけでもなく終わってしまったので消化不良気味かな。
あとは「パーフェクトブルー」でも言えるので今監督に共通するのか、絵が怖い。
人形やおもちゃのシーンはもはやホラー。
豪華声優陣に高度なアニメーション、斬新な発想のSFファンタジーと、いいところはいっぱいあるので、これは完全に好き嫌いの問題だろうなあ。
