kazu1961

ハンニバルのkazu1961のレビュー・感想・評価

ハンニバル(2001年製作の映画)
3.6
▪️JPTitle :「ハンニバル」
ORTitle :「Hannibal」
▪️First Release Year : 2001
▪️JP Release Date : 2001/04/07
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-029 再鑑賞
🕰Running Time : 131分
▪️Director : リドリー・スコット
▪️Writer : デヴィッド・マメット、スティーヴン・ザイリアン
▪️MusicD : ハンス・ジマー
▪️Cast : アンソニー・ホプキンス、ジュリアン・ムーア、ゲイリー・オールドマン
▪️Review
ラスト10分は前作に近づいて良かったですね!!
本作は、『羊たちの沈黙』の続編にあたり、監督はリドリー・スコット。やはり監督が代わり何よりも主演女優が同じ役柄なのに変更になったのは作品の良否に大きな影響を及ぼしたと思います。
クラリス役は、前作でアカデミー主演女優賞をとったジョディ・フォスターに代り、ジュリアン・ムーアになりました。彼女が演じたことで、クラリスとレクター博士との関係性が違うものになってしまったように感じます。主題がレクター博士を中心にして、レクターとクラリスの微妙な関係がクローズアップされています。前作でレクター博士とクラリスとの相互作用がすばらしい効果を上げていたのに対し、本作ではラストまでは少し距離を置いた展開になってるので少し緊張感に欠けたのは残念なところです。
また、前作では典型的アメリカ人のクラリスを中心としたのに対し、舞台がフィレンツェでゴシックな建物で優美な演出の中で、全編レクター博士だけに視点を置いていた作品になってしまいました。
その結果ラスト10分のレクター博士とクラリスの絡みながらの驚愕な描写のみが引き立つ作品になった感があります。
でもやはりレクター博士はアンソニー・ホプキンスの代名詞、その存在感は凄いものがありました。

物語は。。。
猟奇殺人鬼バッファロー・ビル事件のヒントを新米捜査官クラリスに解き、事件を解決に導いたハンニバル・レクター博士(アンソニー・ホプキンス)。護送中に逃亡を測った彼が、10年たった今、フィレンツェに潜伏していることが確認されました。逃亡生活を続けながらクラリス(ジュリアン・ムーア)の動向に注目していたレクターでしたが、かつて自分によって顔を失ってしまった大富豪が、クラリスをエサに自分の命を狙っていることを知ります。そんな事を知らないクラリスは、レクターを逮捕するため、彼のもとへ向かうのですが、そこで彼女を待ちうけていたものは。。。

どの役がゲイリー・オールドマンかわからへんやん!!(笑)

▪️Overview (映画. comより)
アカデミー賞を受賞した傑作サスペンスミステリー「羊たちの沈黙」の続編で、トマス・ハリスの同名小説を映画化。全米を震撼させたバッファロー・ビル事件から10年。レクター博士のヒントで犯人を逮捕したクラリスは、FBIのベテラン捜査官となっていた。しかし、麻薬密売人イベルダの逮捕の際、激しい銃撃戦の末に彼女を射殺したクラリスは、マスコミの非難を浴びFBI内部でも厳しい追求を受ける。一方、レクター博士はイタリアに渡り、“フェル”博士としてフィレンツェの名家の蔵書を司る職に就いていた。監督は「ブレードランナー」「エイリアン」のリドリー・スコット。前作で映画史に残るキャラクターとなったレクター博士をアンソニー・ホプキンスが再び演じ、クラリス役は新たにジュリアン・ムーアが務めた。
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