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ハンニバルのtomoのネタバレレビュー・内容・結末

ハンニバル(2001年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

爽快な結末、レクター博士の冷酷な残虐性を演じるアンソニーホプキンスは圧巻の一言。
殺人でも自己の目標実現のための道具にすぎないという感じがでている。
たかが殺人といった感じ。

パッツィ家先祖の500年前と同じ殺し方でやるなんてシャレてる、腸が自由落下の衝撃で飛び出る描写も素晴らしい。
パッツィが殺されてからスターリング捜査官が最後を気にする様子もレクター博士への恐怖が表されている。

長年ヴァージァーに仕えたコーデルもレクターの前では赤子のよう、死を前にしたら当然か
豚に襲われるシーンはあまり臨場感がなく、もっと食べられていって欲しかったと思う。

最後ポールの頭を開ける時はゾッとするが、このために準備してきたレクターを思うとこれで完成された料理なのだろうか、、、
食べたかったのは本当に前頭葉だけなのか、、、

最後のハンニバルのメッセージが不気味で、まだまだ続くことを醸し出している薄気味悪さが見終わったあとも尾を引く。

そしてなんといってもオペラ音楽というのはどうしてこんなにも殺人に合うのだろうか、
神聖で雄大で荘厳なものにしてくれるため、レクターの行動が正当化されているようだ。
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