プリンス

ハイウェイマンのプリンスのレビュー・感想・評価

ハイウェイマン(2003年製作の映画)
3.6
わたくしの様な輩でもレビューをサボっている間に新たにフォローして下さる方が居たり、イイねをして下さる方が居る訳であります。有難い事ですよ、コレ。神様に感謝ですよ、おかあちゃん。アリナミンEXゴールドの力を借りてレビュー致します。今回はハイウェイマン!当時、映画館であまりのツマラナさに椅子から転げ落ちた記憶があります。私も経験値はグンと上がっております。すっかり垢抜けたところでの再見であります。
今回の主人公はジムカヴィーゼル演じるレニー。パーソンオブインタレストの人です。このレニー、目の前で物凄い口のデカイ奥さんを物凄いスピードで轢き逃げされるんですね。オイコラー!と、車に飛び乗りまして、追いかけて激突!轢き逃げ犯は重体、レニーはやりすぎ的要素で3年食らう訳ですよ。この轢き逃げ犯のオッサン、保険屋さんだそうで。事故の写真を見ているうちに、デヴィッドリンチみたいで、チョーエモいんですけど!と、自分で事故を起こすようになったとか。度を超えた仕事熱心てやつですね。全身サイボーグ状態になって病院を脱走したオッサンに、社会復帰の先を越されたレニー。出所してすぐに醤油ラーメンとカツ丼を一気喰いして、潰しに行くんで!と、68年式バラクーダに乗って犯人追跡の旅に出る訳です。

そして2年が経過、、、

おいっ!!全然結果出ねえな!
いやいや。2年間、仕事もせずにピタリと追い続けてますからね。犯人の行動パターンや、趣味嗜好はもう分かってるんです。女を轢いてはチェキを撮って悦に入って、秋には西に行くとか。ドライブスルーが好きだとか。時々車を止めて、肺の穴を塞いでるとか。どんな状態だ!!なんなら無線で本人とやり取りもしてますから。ホモじゃねーんだから、早くどうにかしろっつうの!
しかし、ホモのオッサン2人の笑えないロードムービーを観てても仕方ないので、ここでブスなヒロイン、モリー登場。この人、家族、友人と片っ端から先のオッサンにやられてますから。殺らなきゃ意味ないよ。と、利害関係が一致したところで被害者の会、結成となる訳です。ところがこの轢き逃げのオッサン、ただの変態じゃありません。電動車椅子で全身ソウ状態。介護仕様の72年式キャディラックで半端ないドラテクですから。シャキーン!とシフトしてギュイーン!とバックしてきて、パカっ!とドアが開いて、パクっ!とモリー拐われたりして。それ、拐われる側もコツ要るし!
その後も下着姿にされて、ケツに注射打たれたりと、車椅子の割に何でも出来る訳ですよ。大したモンだ!
クライマックスは身体の不自由なオッサンを、ケンコー!サイコー!ハイウェ〜イ!と、二台の車で引きずり回すとゆう、弱い者イジメ感が半端ない訳です。
そして薄い感じで関わってた事故調査委員の黒人のオッサンが何と〆の決めゼリフ。サイボーグジジイに、お前は誰だ!て、言われておりましたから!
この作品を一言で言うなら、まるで大したことない訳です。
映画通としてオールジャンルを網羅したわたくしだからこそ、無理矢理楽しめるってモンです。毎度の事ですが、こんな話だったらいいのにな。とレビューしております。一切オススメは致しませんので、自己責任でどうぞ!
でわまた!
プリンス

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