花とみつばち

あこがれの花とみつばちのレビュー・感想・評価

あこがれ(1966年製作の映画)
4.5
原作 木下恵介「 記念樹 」、脚本 山田太一、音楽 武満徹。
養護施設で育ったいちろう ( 田村亮 ) とのぶちゃん ( 内藤洋子 ) 二人想い合っているのだけど、いちろうが裕福な家庭の養子になった事でお互いに隔たりができる。田村亮と内藤洋子の若くはつらつとした二人が良かった。凄く素敵だった。

養護施設の先生役の新珠三千代がその時々で二人の為に助言をするが、それが時に二人を苦しめたりもするが、自身の心を傷めながら見守る姿が人間らしく良い演じ方だ。

いちろうの実母、乙羽信子の存在と問題と平行しながら物語が進むが、85 分で上手く纏められていた。ラストの海辺、未来あるいちろうとのぶちゃんにピッタリだった。
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