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裸のキッスのfilmoutのレビュー・感想・評価

裸のキッス(1964年製作の映画)
3.9
普通だったらもう少し説明的なカットを入れるはずなのに、凄まじいジャンプカットでシーケンスを飛び越える。
ストーリーが展開する部分に異常な程のスピード感があって少し考えないと置いていかれそうな気がした。

本作の製作が1964年、フラーは翌年、ゴダールの『気狂いピエロ』に出演して「映画とは、戦場のようなものだ。愛、憎しみ、アクション、暴力、そして死。要するに、エモーションだ」というセリフを残すが、本作でもまさに一秒前まで予想もつかなかったアクションが起こる。
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