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青い凧
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『青い凧』に投稿された感想・評価

映像美が素晴らしかった盗馬賊に並ぶ田壮壮(ティエン・チュアンチュアン)の代表作ということで見てみたけど、映像美を期待すると拍子抜けの作品だった。

鉄頭という少年や家族の素朴な成長具合とかは悪くなかったし文化大革命の時代の描き方も評価に値はするが、存外ドラマ性が強かったせいもあり美しく思える構図があまり見られなかったのは残念だった。

ドラマ性が強くても侯孝賢や小津みたいな撮り方だったら視覚的味わいも楽しめたろうに、やはりそういうものが少ないと満足感が得られないから困る。(母親が再婚して家が豪華になったところはそこそこ良かったけど)

あとタイトルの青い凧が出て来るの遅すぎ問題。
あも

あもの感想・評価

2.5
Chinese Cinema

赤と青。
大人と子供。
争いと純粋。
そういう対比が奥が深い。かなりリアリズム寄りで批判的。
ただ正直みてて飽きた…。
NOBU

NOBUの感想・評価

3.2
中国の近代史を知らなければこの映画は解らないし、つまらないで終わってしまう。
1953年というと、まだ国共内乱の傷跡が多く残っている中で第一次五カ年計画が発布され、新中国の発展に期待を寄せる市民たちの姿が捉えられる。その中で母、樹娟と父、少龍は結婚し、二人から生まれる鉄頭はまさにこれから歩む中国の動乱の象徴的存在として捉えることができるだろう。父、少龍の死、そして新しく鉄頭の父なる少龍の友人、李も病死する。3番目となる父親はやがて毛沢東の妻、紅青によって始められた、紅衛兵の吊るし上げに遭う。
この映画を観ていると、樹娟の存在は、本作の監督田壮壮が自身の母で女優の于藍の波乱の人生と被ってしまう。彼女の女優人生も紅青の嫉妬から攻撃された被害者であり、紅衛兵と言う存在を観客に語りかえて本作を終わらせている。
というわけで、中国の近代史を疑似体験するような映画であり、中国本土では未だに正式に承認されていない映画なので、中国の映画史としては大変貴重な作品であるのは言うまでもない。

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