はんそく負け

死の棘のはんそく負けのレビュー・感想・評価

死の棘(1990年製作の映画)
2.1
構図こそ凝っているものの松坂・岸部両氏がフレーム内にいるとその芝居と台詞に依存してしまって画面が停滞する。これだと演劇を撮影したものをただ見せられているみたいで映画と呼ぶには締まりがなさすぎると思った。逆に両氏が映らない画面、奄美のお祭りや鳥がバーっと一気に羽ばたいてゆくような風景のショットはすこぶる良いので解せない気持ちになる。