クリント・イーストウッド監督の作品としてはかなり珍しいオーソドックスな戦闘機アクション巨篇。VFXは当時の最新鋭、あらすじもソ連から最新鋭のミグ戦闘機を盗み出すという至ってシンプルでひねりが無く、登場する人物像も本人含む全員が「如何にも」なキャラクターをそつ無く演じているという王道エンタメ。
監督がこの手の作品を望んでつくったかというとそこはミステリー。ただ、ここでの商業的成功を収めてからは自分が撮りたいものを撮れるようになり、最後はオスカー常連にまで上り詰める。なので、名監督クリントのキャリアパスという視点からも一見の価値あり。
