ABBAッキオ

裸のランチのABBAッキオのレビュー・感想・評価

裸のランチ(1991年製作の映画)
4.0
 1991年イギリス・カナダ映画。この世に原作と映画監督の完璧な組み合わせがあるとすれば、バロウズとクローネンバーグではないか。最も変態的な知性監督クローネンバーグ以上にバロウズの作品を映像化できる人物がいるとは思えない。いかようにも解釈できるし、明確なストーリーがある話ではないと思うが、女にウィリアム・テルごっこを仕掛けて誤って殺してしまった男、というモチーフしか思いつかなかった作家が薬で見た幻想を表現した、ととるのが一番素直ではないか。
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