てるる

D&D/完全黙秘のてるるのレビュー・感想・評価

D&D/完全黙秘(1995年製作の映画)
3.8
これまた好きな俳優ベスト5に入るジェット・リー。

「ムーラン」で久々にジェット・リーをスクリーンで観られると思ってたのに、まさかの配信スルー。
ディズニー許せん!!!!

てことで勝手にジェット・リー祭します。
これ観るの高校生の時以来かな。

「リーサルウェポン4」でハリウッド進出する前のリー・リンチェイ(本名)名義作品。

辮髪が似合いすぎて黄飛鴻や方世玉など、歴史上の人物を演じることが多かったけど、意外と現代劇もあるんです。

今回はジェット・リーが公安警察の潜入捜査官ウェイ役。
病気の妻と、お父さん大好きな息子クーにも本当のことを言えないのがツラい。

この息子くんが健気で可愛いだけでなく、カンフーアクションが凄まじい!
オープニングの棒術アクション、船上での大人達を相手に大立ち回り。
そしてラストの親子共闘シーンは胸アツ!

なんならジェット・リーより活躍してる。
めちゃくちゃカッコいいよ!
序盤の息止めシーンが後に活きてくるとは。

そんな子供すらボッコボコにするあたりは流石香港映画。
今ならどこかしらから苦情が来そうです。

そしてウェイを追いかけ、クーを気にかける女刑事役にアニタ・ムイ。
この人、カンフーアクションも出来る女優さんで、近藤真彦と交際してたらしい。
でも若くしてガンで亡くなってるのが惜しまれる。

ウェイを組織に紹介する憎めない小悪党のおじさんめっちゃ良かった。
身を呈してクーを庇うシーンなんか泣ける😢

結構シリアスめな作品だけど、ラストシーンはいつもの香港映画ぽくて笑えます。

ちなみに監督は後にジェイソン・ステイサムの「トランスポーター」で監督を務めるコリー・ユン。
元々はジャッキー、サモ・ハン、ユン・ピョウらと同じ学校で俳優もやってたけど、アクション監督や監督がメインになった人。

邦題のD&Dて何のこっちゃと思ってたら、「deaf and dumb(聞こえない&喋れない)」の略なんだとか。
分かりづらいわ!
てるる

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