MoscatoBianco

尼僧物語のMoscatoBiancoのレビュー・感想・評価

尼僧物語(1959年製作の映画)
3.0
往年のハリウッド女優祭り
オードリー・ヘプバーン8本目

"尼僧" で検索すると、エロそうな映画ばかりヒットします。鉄板ネタ。
でもこの映画は違います。真面目です。

なにせ、主役のシスター・ルーク(オードリー・ヘプバーン)は、コンゴ(当時ベルギー領)で医療任務に従事したかったので尼僧になるくらいですから。(他の手段は無かったのか? → 無かったかも)

ただ、医療への献身と宗教戒律への従順が両立しないことが多いです。
真面目なシスター・ルークは適当に割り切れなくて悩みます。

てな感じの映画です。
宗教戒律に対して真摯な尼僧の話なので、抑制が利いています。無神論者の独身医師も登場しますが、安っちい方向には行きません。
こういうところは好感が持てます。宗教関係者への配慮もあるし。

ただし、厳かなのはわかりますが、もうちょいちゃっちゃと進めてもらわんと2時間半は長いです。

. . 𖥧 𖥧 𖧧 ˒˒. . 𖡼.𖤣𖥧 ⠜ . . 𖥧 𖥧 𖧧 ˒˒. . 𖡼.𖤣𖥧 ⠜

ラストでシスター・ルークがその後どうするか気になります。映画ではわかりません。
でも、シスター・ルークのモデルになったMarie-Louise Habets という人は、レジスタンスに参加して、その後避難民キャンプで働いたそうです。
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