マリンの神風

尼僧物語のマリンの神風のレビュー・感想・評価

尼僧物語(1959年製作の映画)
4.1
小顔なオードリー ヘップバーン演じるガブリエル、シスター看護師(ルーク)として努める心の葛藤17年の物語。

修道院入会…内なる沈黙で神との対話、愛の力=イエス キリストに誓い犠牲に耐える、食事以外で水を飲んではならない・沈黙の時間に話をしてはならない など戒律、従順・貞潔・清貧を守る、結核の研究、「ローマの休日」に次ぐ断髪。
ブリュッセル療養所…落第=謙譲を反対した進路、聖人も失敗から学ぶ。
中央アフリカ コンゴ…白人・黒人の国際問題、失望も試練、自身が結核感染。
オランダの病院…戦争が始まりロッテルダムでの空爆が響く、父の死。
俗世…修道院より慰留されるも、自分と神は騙せず元の世へ。

ブリュッセル出身、ベルギー・オランダ在住したオードリー、後半世はユニセフ親善大使としてアフリカなどで援助活動をしており、今作にご縁・感化されたのだろうか。