昭和のありふれた生活というのはこういうものだったんだろうと、とても興味深く観た。
1歳8ヶ月の赤ん坊を主演に据えるという度胸。
そしてこれが映画として成立するというのが、監督はじめスタッフなのか、時代なのか、わからないがそういうところも興味深いばかり。
主演の男の子がこれまたにっこにことよく笑う子でかわいいかわいい!
そんな子供の心の声が反してクールなのもよかった。
一所懸命面倒をみるものの察しきれずに振り回される大人たちはやたらリアルで今でも新米パパママはこんな思いをしていることだろう。
最後に父親が人間はこうして繋がってると言う頃には、なんだか実家に帰って子供の一人も産んでやりたい気持ちになった。
しみじみと面白かった。