nagarebosi

黄金のnagarebosiのレビュー・感想・評価

黄金(1948年製作の映画)
3.8
笑えば笑うほど虚しく哀しい…。
何の気無しに観始めたらけっこう楽しめました。
モラルがあったはずなのに欲に溺れていく主人公、倫理観は捨てないけど心のどこかでは儲けたい脇役達…、人間臭く善人とも悪人とも言いづらいキャラクターを活写して見事。
まあ、時代もありモラルに反すればこうなるよ、というオチは教科書っぽいですけどね。
しかし、床屋でキメるとあんなにポマードべっちょりになるんだ、時代だなぁ。