にゃんにゃん

薔薇と鞭のにゃんにゃんのレビュー・感想・評価

薔薇と鞭(1975年製作の映画)
4.0
心がとことん弱ってるこんな夜、気分転換は桂千穂で決まり。前から観たかったやつ。いつもよりお化粧が濃ゆい山科ゆり、でもいつものように無垢なお人形感抜群。二条朱実はつくづくきれいでかっこいい。こんな美しくハイセンスなご夫人に飼われたい。井上博一が妙に若く見える。私は井上博一が生理的に無理なのに、この尊い百合が井上博一に捧げるために仕組まれたものだなんて設定が辛すぎる。織田俊彦にしてほしかった。山谷初男さんだったら泣いて喜んだ。井上博一は本当に本当にいらないからずっとこの尊い百合だけを撮り続けてほしい。薔薇と戯れる山科ゆりをずっと見ていたい。ただし薔薇を活ける角度は絶対におかしい。そして二条朱実の孤独がしみる。こんな井上博一なんかのために。ちくしょう。そして山科ゆりに泣く。「団地妻忘れ得ぬ夜」も好きだったし、私は遠藤三郎作品好きだなぁ。洗練されて耽美。食わず嫌いで観てない「色情海女乱れ壷」も観ておくべきかな。
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