ドゥ・ザ・ライト・シングの寝☆太郎のネタバレレビュー・内容・結末

黒人差別の問題を「白人はこんなヒデーことします」的にシンプルに打ち出す映画なのかと思っていたら、こりゃどうも毛色が違う。出てくる黒人みんなクソ野郎ばかりで、最後の展開なんか完全に黒人側が悪くて自業自得。監督スパイク・リー本人が演じる主人公ムーキーすらも、最後の最後で恩を仇で返すようなクソ行為を行う。見た直後は胸糞悪くて嫌な映画を観たものだと思ったが、ネット上でいろんな人の感想を見てみると「なるほど」と。監督自らも黒人でありながらこんなに身勝手でイヤな黒人を描くには、そりゃ相当の理由があるわな。