ゆとリーマン

サンタモニカ・ダンディのゆとリーマンのレビュー・感想・評価

サンタモニカ・ダンディ(1989年製作の映画)
3.0
「フレンチコネクション2」のフランケンハイマー監督、主演「マイアミ・バイス」のドン・ジョンソン、このそそる組み合わせで、刑事物。期待値は否応にも大きくなるのは当然でした。公開当時、日曜夜に地元映画館で、ひとりで見た記憶しかないぐらい印象に残らない作品でした。時を経て、中古ビデオ・テープを購入。ドン・ジョンソンというだけで欲しい時期でしたので、内容云々は目を瞑り再度鑑賞。「俺の身体中に吐きやがった!」と捕まえた犯人に言われるぐらい、ドン・ジョンソン演じるベック刑事は吐くのだが、どうやって吐く演技をしたのか今見ても不思議だ。吐いて吐かせるベック刑事とネタにしていた当時の自分を思い出しました(笑)フランケンハイマー十八番な「フレンチコネクション2」で好評を得た手法、とにかく刑事を走らせるシーンもあり、ラストのどんでん返しも含めなかなかどうしてと思えるB級映画でした。多分、ドン・ジョンソンに対する自分のイメージが「刑事ナッシュ・ブリッジス」で変わった事が大きかったようで、情け恰好いいが分かる年齢になったのでしょう。FBIに手柄を取られても、ベック刑事演じるドンの笑顔は爽やかでした