怪物っていっても、事故で浴びてしまった放射能の影響で太陽の下では皮膚が怪物みたいになっちゃうっていう悲劇的な男の話。
単純に可哀想なのよ。
最後も、まあそうだよなーっていう切なさ。
周囲も怪物じゃなくて患者だって認識してんだからもうちょっと対応考えてあげてよ〜。

記録。
放射線被曝によって、太陽光に当たると怪物に変異してしまうようになった男の物語。
怪物の造形がかなり醜悪で、モノクロに映えるその姿は今の目線で見てもかなりキモい。
後天的に怪物になってしまったという違いはあれど、古典的名作「フランケンシュタイン」と同様、モンスターの悲哀が描かれており、結末も悲劇的。
しかし日本の昭和の特撮もそうだけど、放射能の万能感凄いな。

走くり回って逃げないといけないくらい醜い姿見になった「突然変異体」の主人公。

他者の拒絶感に怯えパニックになるその演出は、展開が早い上、排他と絶望しか映し出されて無かったため、原子力云々よりも結局薄っぺらいまま終わってしまった。